一の森へ

harry

2009年10月13日 20:02

 10月12日に、剣山の山歩きをしてきました^^


剣山山頂へむかう途中から、次郎笈を臨む。


昨年も、同じ10月12日に剣山を歩きました。こちらから。
そのときは、次郎笈の山すそが見事なまでに染まっていて、大感激したのですが、今年は紅葉が気持ち遅れているようですね。一週間程度フライングだったようです。それでも、青空のもと、少しだけ色づいた控えめな紅葉と大好きな次郎笈を満喫できて満足。



歩いていると、全体が足並みをそろえて染まるというより、おのおのの樹が各自のペースで紅葉を進めているという感じ?すでに落葉している樹も、意外と目に付きました。

この日は、一の森寄りの展望スペースで、剣山山頂と次郎笈を眺めながらおにぎりを食べます。
笹の保護のため、地面に座る事は出来ませんが、板をはってデッキのように広いスペースをつくってあります。
山頂のほうで食べようとすると、狭い通路沿いに設けられたベンチ(それもありがたい事です^^)で食べることになるのですが、こっちに来たほうがくつろいでお弁当を食べることができるとわかりました。眺めもずっとよいです。

あの笹の中の巻き道を歩くとどこに抜けるのかな?
今度歩いてみたいなあ。




さて、今回は一の森にむかって歩く事にしました。
って、ああっ。ちび、一人で先に行かないの!(^▽^;)





何度も歩いている剣山ですが、こちら方面は初めて。わくわくします。
尾根沿いのクマザサのなかの道を、どんどん歩きます。気持ち良い!




振り返ると、右手前が剣山、左奥が次郎笈。




木立の中に入ると、見晴らしはなくなり、軽いアップダウンがありますが、周りにはいろんな樹木がはえていて楽しいです。

とてもきれいな落ち葉


ナナカマドの葉っぱって素敵!



アカカンバっていう樹があるんですね。たしかに樹の肌は赤茶色。



シラベ(シコクシラベ)という、マツ科の針葉樹の保護林にもなっています。




ニの森を抜けて下りきると、分岐点に出ます。
そこにはひっそりと、石の碑がたっていました。
殉難の碑・・・改まった気持ちで眺めます。
剣山測候所の大谷好徳さんを弔って建てられています
昭和40年3月、まだ自分が生まれる前、厳しい自然の中で勤務されていた方が雪崩に巻き込まれてこの地で亡くなっておられたのでした・・・。
初秋の剣山はこんなにも美しく、誰をも迎え入れてくれるのに・・・。
心よりご冥福をお祈りいたします。
碑文は新田次郎さんのもの。




さあ、そこから一の森の頂上へはすぐです!
登りやすい斜面を歩きます。
丘の上には白骨樹が天をあおいでいるよう。枝振りから、強風時の凄まじさを感じつつ・・・早くあの場所まで登りたい。





はやる気持ち、でものぼりになるとチビは元気がなくなるし(笑)、そこは我慢。
足元にはきれいなリンドウが。思わず座り込んで見つめたり(笑)





さあ、頂上ですよ。


周りがぐるりと山に囲まれてとても気持ちが良い場所でした。
まだまだ知らない魅力がたくさんありそうだなあ、剣山。

さて、丘をおりて分岐点に戻ったら、今度は森の中の長い道をあるいて帰りましょう。
つづく。



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