8月8日(日)に、剣山を歩いてきました。
わたしが剣山に足を運んだことがあるのは、芽吹きの春、夏鳥の初夏、紅葉の秋が主で、夏は初めてでした。
シーズン的に、キレンゲショウマが咲くこの8月初旬の時期は、おそらく剣山が一番にぎわう時なのかもしれません。
というのは、驚いたことに、この日の山は雨予報だったにもかかわらず、見ノ越の駐車場には、あまり普段は見かけない大きな観光バスが何台も停車し、のぼりのリフトが動くのを待っていました。
そういう自分も、今年は春から初夏に歩き損ねていたので、せっかくならばぜひ、キレンゲショウマを見てみたいなあ、と思ったのでした(笑)。
リフトが動く前に、登山道を登り始めました。
ところが!最近の運動不足がたたって、少し傾斜がでただけでも足が持ち上がりません。これには参りました。ほんとに太ももが上がらないんです。これどういうこと?と苦笑しながら少しストレッチをやり直し、歩いているうちに次第に軽く歩けるようになってきましたが、ほんとうに最初はどうしようかと思いました^^;← すっかりこわばってました!
小雨が降って来たけれど、幸い蒸し暑さがなくて、歩きやすく、それだけは助かります。
そして、なるほど、登山道も、西島駅あたりから少しづつ花が目立ち始めました。
まず、トゲアザミ、 そしてタカネオトギリ
イブキトラノオ、 シコクフウロ
シコクブシ ナンコククガイソウ
ギンバイソウ キツリフネ
見たことがなくて、はっきりとわからない花もいくつかありました。
とくにここから下で・・・
いちおう調べてはみたのですが、違っていたらぜひコメント欄にてご指摘お願いいたします。
シシウド系 ツルギハナウド? こちらは蕾
ソバナ ホソバシュロソウ 女の子が踊っているような花
↑
右端のピンクの花ですが、
はなとてんさんより、ミヤマタニタデでは?
と教えていただきました。
ありがとうございました(^▽^)ノ
そして・・・キレンゲショウマの群生地。
遊歩道がぐるりと周遊するように設けられていて、鹿による食害をうけないように、ネットで囲われていました。この季節はさらに、混雑を緩和するため、一方通行に指定されているようでした。
このあたりで雨脚が強くなってきましたが、雨に打たれたレモンイエローの花はまだ開き出したばかりで、初々しく、とても美しかったです。
朝早くから行動していたので、このルートをおもわず2周もしてしまいました。
というのは実は、最初の一周目に、うっかり一の森方面に行かずに戻ってしまったからなんです。
穴吹川の源流と、しっとりとした森がぜひ見たかったのです。
穴吹川の源流。
水をごくごく呑みました、本当に美味しかった!
ここからの木々はとても雰囲気があります。
お花畑では、いちめんカニコウモリ。花はかなり地味なんだけど、森にとても似合う花。
時間的には一の森の尾根に抜けてもよかったのだけれど、眺望は望めない雰囲気だとおもったし、みたかった花はたくさん見られたので、昼前に山を降りることにしました。
ちょっと寝不足だったので、車に戻ったら、疲れがどっと(笑)。
でもコンビニで買ってあったバウムクーヘンをいただいてほっと一息^^
そして、帰りがけに木綿麻(ゆうま)温泉で汗を流して帰りました。
雨には降られたけれど、花がいっぱいで、とても印象に残る山歩きになりました。