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2009年11月12日

失われたものの大きさ

 先週の話なのですが、ギター講座のT先生が、珍しくレッスンの合間に雑談。
「マイケル・ジャクソンのThis Is It という映画を観て来たんですよ。
 僕はあの人の曲とか、そんなに知らないのですが、とてもよかったです。これはお勧めですよ。」
その時に初めて自分は、そんな映画が封切られていた事を知りました。

 自分にとっては、マイケル・ジャクソンといえば10代の頃にMTVで観た、ポール・マッカートニーとのデュエット「Say Say Say」が大好きだったことと、大ヒットしたスリラーの頃のイメージが強く、目がくりくりとしたダンスの上手い人、という印象が強かったです。売れすぎていつも巷に音楽が流れていたものだから、特別にアルバムを買おうと思った事はありませんでした。

失われたものの大きさ
持っている唯一のマイケルは、ジャクソンファイブのベスト盤だったりします



 そんなわたしですが、今年の6月25日に彼が亡くなり、その時にテレビで、信じられないくらいの大勢の人たちが泣きなから彼の死を悼んでいた姿をみた時に、その人たちがとても若い人たちである事に気がつきました。
申し訳ない事に、自分にとってはマイケル・ジャクソンは過去の人だったけれど、なおも絶大な人気を誇るアーティストだったんだなあと、非常に遅ればせながら気がつき、驚いたのでした。
マイケルはずっとどんな風に音楽をやってきて、ロンドンでどんなコンサートをしようとしていたのか。
11日はちょうど、最寄の映画館では女性限定で1000円で映画を観られるサービスデイにあたっていたので、思い切って出かけてきました。

 劇場に入ると、なるほど、そういう事情で辺りは女性ばかり(笑)
そして、This Is Itの観客は、みまわすとわたしより少し年代が上かなと思われる、おそらくマイケルと同い年くらいの方が多かったです。同じ時代に、マイケルを聴いていた人たちなんだな、と思いました。
座っていると、ほのかにリンゴの香りの香水が香ってきたりして・・・ここ最近チビにつきあって足を運んでいた、ポケモン映画とはあきらかに客層が違っていましたよ(笑)。

 地球の滅亡や、遠隔操作であやつるアンドロイドや、異星人との戦いが繰り広げられる長ーい予告を見てから(笑)、ようやくいよいよ、映画が始まります・・・・!

 まだ観ていない方のためにあまり踏み込んで話してはいけないかなと思うのですが・・・。
この映画は、マイケルがロンドンで行おうとしていた50公演に向けてのリハーサルの様子を捉えた映画で、その冒頭は、マイケルと一緒のステージに立とうとオーディションに向かう若者たちが口々に、自分たちの熱い思いを語っている姿から始まります。

 音楽が始まると・・・・
思わず体がリズムをとって動き出しそうになります。
映画館の中で、わたしはじっと我慢していました。こんな状況で座っていなくてはいけないなんて、ほとんど拷問のようでした。
自分は別に踊ることが好きだとかいうわけではないんですが、そんなわたしでさえも自然に立ち上がって拍子をとりたくなるくらいに、躍動的。
幾つかの曲では体が揺れてしまったと思うし、知っていた曲はほんの小さな声で少し一緒に口ずさんでしまいました・・・・(笑)
わたしの大好きなジャクソンファイブの頃の楽しいヒット曲も予定されていたんだなあ。
ダンスナンバーでは、熱心に練習を重ねるダンサーたちに魅せられ、
バラードになると、その美しいメロディーに聴き惚れてしまう。
女性とのデュエットは優しくロマンチックに。
そしてノリのよいロックナンバーもあるんだ。ギタリストの女性に、「ここが君の見せ場だから」ともっとテンションを上げるように促する。
細やかに周りに指示を出すその姿はもう一人のミュージシャンと言うより、舞台監督のようでありました。
そして、「ファンが聴きたい音楽を演るんだ。彼らを違う世界に連れて行こう、楽しませよう」、とスタッフたちみんなに語る彼。
ほんとうに凄いステージを作り上げようとしていたのだ。
その熱意は、見ていて、とても気持ちの良いものでした。

・・・このステージが、実際には行われず幻に終わった事が、どうしても信じられないのでした・・・・。


かわいらしい女性のバックシンガーの方が、
「この曲を小学生の時に学校で歌ったの。
 今自分がマイケルとこれを歌えるなんて、信じられない」
と語った曲。
それをリハーサルで熱唱する彼女の姿をみていたら、ぼろっと涙がでました。
こんなに良い曲だったっけ?遅ればせながら、わかったのでした・・・。
何かを変えるためには、誰かがするんじゃなくて、自分たちがするんだ、というマイケルのメッセージ。




 映画が終わった時、近くに座っていた女性が、一緒に来ていた人と話していたのが聞こえました。
「マイケルってこんなにすてきな人だったのね」
「また来週きたいわ」

 うん。ほんとにまた観たくなるようでした。たとえば完成されたライブ映画をみるよりも、このようなメイキングであるほうが、マイケルの真摯さがずっと伝わると思います。
だけど、このリハーサルは彼が生きていればおそらくこのように公開されることはなかっただろうと思うと・・・。
とても複雑です。

この公演目前に、急死してしまったマイケル。
そんなの本人が一番納得していないと思います。

亡くしてから、その人の大きさを知ってもそれでは遅いでしょうか。

マイケル・ジャクソンのご冥福を心から祈ります。


最後は楽しく・・・
モータウン25周年記念のライブのようです。
ジャクソンファイブ時代のすてきなメドレー。





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この記事へのコメント
(´▽`)

マイケルジャクソンはサウンドもさることながら、エンターテイメントとしての映像を加えた内容が斬新でした(もちろんスリラーが一番アレなんですが)

その後のBADとかもいいですけどね

バンドでも吹奏楽でもコピーをやったこともあるので特に印象深いアーチストのひとりでしたし

亡くなったあとにTVでマイケルの特集をやっていて、20年以上ぶりにスリラーなどの映像を見て、ちっとも古いとは思わなかったのはワタシも年をとったせいなのかなぁとか思ってしまいました

こんばんま
Posted by (´▽`)そると(´▽`)そると at 2009年11月12日 21:57
そるとさん^^こんばんは

そうか、そるとさんは吹奏楽やバンドでも演奏されたんですね!
余計に思い出深いでしょうね。
今回、コンサートのリハーサルを見ていて、わたしも、
まさに、マイケルのコンサートは、それだけで一つの
大きなエンターテイメントだと感じました。
映像、ダンス、歌、すべてのパフォーマンスが詰め込まれていて、
どれもが上質で。
音楽のコンサートの枠を越えているものだと感じました。
惜しい人を失ってしまいましたね・・・・。
Posted by harryharry at 2009年11月12日 22:36
先日来日したライオネル・リッチーが、テレビでマイケルの事をかたっていました。「周りがなんと言おうともマイケルは素晴らしいアーチストだし最高の友達だったよ。」というのを聞いて改めて偉大な人だったんだなーと思いました。音楽に対する愛情は人一倍だった様ですね。
Posted by らいでん at 2009年11月12日 22:41
こんばんわ
劇場に行って人前で涙を流したくないので
劇場にはもう何年も行っていません。
DVDが出たらうちで何度も観ます。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2009年11月12日 22:51
らいでんさん^^こんばんは

ライオネル・リッチーは、マイケルがまだ小さいころから、
ずっと知ってるんでしょうね。
周りがなんと言おうとも、友だちだという言葉ってうれしいですね。
自分は、以前に、久しぶりに映像で見たマイケルが白人みたいになっていたのを見た時に、すんごくショックだったんですよ。
以前のほうがずっと可愛かったのに、どうして?と。とても悲しくなったんです。
だけど、そんなの関係なかったです。
マイケルの音楽への愛情は、本当に伝わってきましたよ。
Posted by harry at 2009年11月12日 23:23
最後の動画!!もうむっちゃカッコいいです!!
マイケル若い~♪と思いつつ・・・踊りのキレが
モノ凄くて思わずPC前でノリノリです(笑)
CDはブラック&ホワイトくらいしか持ってなかったけど
ジャクソンファイブの時の歌とかも大好きでした。

訃報は・・・タイでガイドさんから知らされたんですよ(^_^;)
英語だったんで、聞き間違いかと思ってしまいました。
Posted by nuts at 2009年11月12日 23:23
guitarbirdさん^^こんばんは

わたしも今回、涙がぼろっとこぼれた時、どうしようかと!
本当に焦りましたが、どうしようもなく・・・・(笑)
こっそりまわりの人を横目でみたりして・・・・(笑)
・・・隣の人も泣いておられたようです・・・
そういう意味では、やはりDVDが安心ですね。
それに、何度でも観られますし。
ただ、劇場の迫力も捨てがたいですよ!
ステージの様子など、大きなスクリーンでみると、
ライブの臨場感があって、とても素敵でした^^
Posted by harry at 2009年11月12日 23:28
nutsさん^^こんばんは

最後の動画、いいですよね!!!!!(^▽^)ノ
マイケル、瞬時に三回転くらい回っててびっくり!
それに、彼だけが凄いんじゃなくて、兄弟たちも
普通に踊れてるというか、やっぱり血筋なのね、って思いました^^
ジャクソンファイブの明るく楽しい曲や、しっとりとした曲って、
マイケルの原点だなあって思いますね、やっぱり。
nutsさんもマイケルのCD持っておられたのですか!
やはり社会現象というか、ほんとうに多くの人に受け入れられていた
アーティストだなあって思いました^^
Posted by harry at 2009年11月12日 23:36
マイケルの子供の頃…と思っていましたが私と三つしか違わないんですよね…笑
ジャクソンファイブ以来あまり縁は無いのですが、昨日はこちらも見たいなぁ…と思いながら帰ってきましたが、是非一度は見ておきたいですね…^^
Posted by naminosabaohnaminosabaoh at 2009年11月13日 14:01
naminosabaohさん^^こんにちは

naminosabaohさんはマイケルと同世代なんですね。
ずっと歌って踊って、凄いパワーだと驚きましたよ。
今日ギター講座がありましたが、私を含めて三名が観ていて
その話題でもちきりでした(笑)
盛り上がりました。
naminosabaohさんも、機会がありましたら、
ぜひ奥様とご覧になってください!^^
Posted by harry at 2009年11月13日 15:38
こんばんは^^

今日は上の子の キャッチボールと ママ!ママ!攻撃に
やっと一息です^^;
マイケル 亡くなってもう4ヶ月経つんですね・・
20代の頃、寮で1人のときは、洋楽よく聴きました~
あの頃はスリラーのビデオが衝撃的で・・
いつの間にか洋楽を聴く機会がなくなってました;;が、
亡くなったときにTVの特集で聴いたビリージーンが時々頭に
浮かびまた聴きたいと気になってたのおもいだしました
また洋楽が聴きたくなりました^^
思い出すきっかけになりました~♪~♪~♪^^
わたしも 映画館行きたいですが ますます涙もろくなり・・
気がかりで1人で見れないでいます^^;
映画館の あの大画面と臨場感・・ポケモン以外で感じたいです^^
Posted by *tiara* at 2009年11月13日 20:35
*tiara*さん^^こんばんは

お疲れ様でした^^
書き込みいただいた頃、お子さんがたもう寝たんですね。
うちは、その時点でチビのねかしつけ(いまだに添い寝が必要)に行き、
わたし、またもや眠ってしまいました・・・・^^;
今おきましたよ(笑)
わたしもマイケルが亡くなったときに、
久しぶりにスリラーやビリー・ジーンのクリップ観て懐かしかったです。
そのあたりの曲のイメージが強かったんですが、
今回映画でいろいろなよい曲をたくさん聴く事ができましたよ。
お好きだったものからまた少しづつ聴き直して行くと
そこから広がって行くかもしれませんね!^^
映画に関してはまさにおっしゃるとおり。
特に、『ポケモン以外で』という部分で声だして笑ってしまいました(笑)!
おんなじですよ~^^
Posted by harry at 2009年11月14日 01:55
今晩は。
私はその映画を観てはいないのですが、
色んな人からそのお話は聞きます。

それに登場する女性ギタリストが気になりますね。
その人、歳がマイケルと近い(つまりもう若くはない)人だったなら、
ジェニファー・バトゥンの可能性があります。
「女スティーヴ・ヴァイ」と渾名された凄腕で、
名を上げたきっかけが20年前のマイケルのツアー。
確かそのツアーには、無名時代のシェリル・クロウも参加していたとか。

「Man In The Mirror」は大好きな曲です。
20年前、マイケルっぽい服装をしていた自分を思い出します。
銭湯へ行って足の裏に石鹸塗ってムーン・ウォークの練習していた事も
思い出します。
「女の子にモテたい」って不純な動機だったんですが(笑)。
Posted by 千子村正 at 2009年11月17日 22:44
千子さん^^こんばんは

今、思わず、Man In The Mirror を聴き直していて、
うっかりはまりこんでしまいました・・・・(^^ゞ
良い曲ですよね。今回、自分はマイケル再発見でした。
映画を観てわかったのは、自分は昔も今も、
音楽の事なんかまだまだなーんもわかっとらんってことでした。
またこつこつと音楽聴きつづけていきたいです(*´ー`)>

その女性ギタリストは残念ながらお名前しらないんですが、
かなり早弾きで、音が軽やかな方でした。
女性でここまで弾く人ってあまり見ないなと思い、とっても驚きました。
もう一人男性ギタリストがいて、そちらの方は重くて
温かい音をだしていました。
Posted by harryharry at 2009年11月17日 23:30
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