トウオガタマの花

harry

2008年05月28日 12:42

 先日、神社の境内を歩いているとき、さりげなく咲いていた、不思議な小さな花を見つけました。
葉っぱはあおあととした常緑という感じで、ほとんど椿のようなんです。
でも、花が、マグノリア系ですね。
もくれんの花が散った時のような、面白い形のめしべが花後に残っているので、それとわかりますが、我が家のもくれんとは葉っぱの形はダイブ違っています。



小さい花と書きましたが、花の大きさは直径5センチくらいで、その小ささがなかなか可愛らしかったです。
ミニチュアのたいさんぼく、といった風情で。

初めて見たので、なんとなく気になって、この花のことをもっと知りたいなと思い少し調べてみたのですが、
もともとは中国原産の花木で、神事に用いられた樹だとのこと。
「招霊の木」と書くそうです。
花木といっても、人間にいろんな使われ方をしているんだなあ、とちょっと感心してみたり。

 ところで、調べるうちにわかったことなのですが、この花、別名バナナツリーといわれていて、あたり一面に漂うほどの強い香りをもっているそうなのです。
はて、そんな香りはしなかったけどなあ?と思いさらに調べていくうちに、この花は咲いても花びらを大きく開かないそうなんです。その時に芳香があるということです。
花びらが開いた時には散る間際で、そのときにはもう香りは失われているそうです。
なるほど。それで、わたしが花に気が付いた時には、もう無香だったんですね。
来年はぜひ、その香りをかおってみたいものです。(...でもちょっとくどそうだけど...笑)


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