オオルリからはじまった夏鳥

harry

2011年05月07日 20:06

 信じられないことに、一ヶ月以上間が開いてしまいましたが、今日はようやく、野鳥の姿をゆっくりと眺め、散策することができました。

 車を停めて、カメラと双眼鏡を持って散策路を歩き出します。
すぐに、細かい音の連続のにぎやかな野鳥のさえずりが三方向くらいから聞こえてきました。
誰の声なのかなあ。いつも声だけで、姿と同時にみられないので、いつまでたってもわかるようになりません。
まずは姿は見えず、声だけが降り注いできます。少し恨めしく思いつつ、でも谷に響く気持ちのよい声の主をきょろきょろと探しながら道をすすみます。
少しづつ目が慣れてきて鳥がみつかるようになってきました。ワルツを奏でるシジュウカラ。主張するヤマガラ。そこを横切っていくカケス。
芽吹きのはじまった広葉樹の山。密な林のなかで、鳥たちは木の上のほうを忙しそうに移動していきます。
こまかい軽やかなドラミングはたぶんオオアカゲラ。絶対みたいと思うんだけど、これがまた姿なし。
キビタキの声も木立の奥から。しばし待つも、遠ざかるばかりで今日はあきらめる。
エナガがあっと思った次の瞬間に去っていく・・・(笑)。
センダイムシクイのあの歌やウグイスのさえずりも混じり、はるか遠くの山からは素敵なアオバトの声も届く。

ここはわたしにとってはまさに楽園だと思います。

と、いきなり目の前に飛び出してきたのが、オオルリの雌でした。
久しぶりに姿をみせてくれてありがとう^^やっぱりもう居たんだ。



散策路を一巡し、もう一度この場所に戻ったところで再会・・・

たぶん雌鳥




そして雄鳥



この子の青い羽は、ようやく揃ったところなのか、まだまだら模様なのが可愛らしい・・・^^





ものすごくトリミングしたものをご参考までに



一緒にいたつがいのようでした。


青なら、サワガニもいました、蛇足ながら・・・(笑)






 あと、うれしかったのが、かわいいヒタキちゃんに会えたことです!
道路沿いのかなり高い樹の枝の上のほうでたぶんムシをとってたんだとおもう。
ヒタキだとすぐにわかったので、首が痛くなるのもなんのその、ずっと上を向いていました。



白いアイリングが目立つこのかわいい子はコサメビタキかな?
(いつまでたっても識別できるようになりません・・・・)

こちらもスーパートリミングにて・・・





 それにしても・・・・一ヶ月のブランクは厳しく、鳥のいる枝にカメラを向けても、一度であわせてファインダーに鳥を入れることができなくなっています。探して探してようやく合ったときには飛んでいってしまいます。なんてこと。自分でも苦笑い。
そのうえ、鳥の動きについていけなくて、絶えず後手後手に。
普段わたしが感じていることを話すと、野鳥はすばやく動きながらも必ず動きを止める瞬間があるので、いつもはわたしはそこでシャッターを切るのですが、今日はとてもとても、切るまでもいかないわけなんです・・・。
参りました(笑)。
軽い双眼鏡ならダイブついていけましたので途中ではかなり写真をあきらめていました(笑)。
だけどそんなふうに翻弄されつつも、可愛らしい姿をみて声をきき、山のなかの甘いかぐわしい香りをかいですごす時間はとても素敵でした。


帰ったばかりなのに、もうすぐにまたあの場所に行きたいと思ってしまいます。


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