Gorilla聴いてます

harry

2009年07月31日 08:33

えっ。Gorilla って、何?



とほとんどの方が思われたかもしれないですが・・・・(笑)



すみません。いつもの事かと大目にみながらお付き合いくださいね(^^ゞ
それは、これです・・・・

じゃじゃーーーん♪



これは、数日前に買った、ジェイムス・テイラーのアルバム。
Gorilla(1975年リリース)です。
寝起きみたいな寝癖のJTがかわいいです!(//▽//)・・・
この頃髭をたくわえてたんですね。えっ・・・だけど当時たしか・・・27歳のはず・・・。


さて。この紙ジャケ仕様のものを買い、これでとりあえず、JTのオリジナルアルバムが一通り揃いました。
実は・・・まだ正確にはライブ盤とか、ベスト盤とかがこぼれてるんですが、それは自分の中ではまだいいのです。(笑)
とりあえずこれでやっと...という思いです。

わたしはずっと洋楽は好きで聴いてきたけれど、レコードやCDを買うことには意外と慎重で、アーティストで無条件に買うのではなく、そのアルバムが気に入れば、というスタイルできました。それで、実は・・・一人の作品、全部が揃う(いや、あと一息だけど買いますから^^)のは初めて・・・なんです(^^ゞ

う、嬉しいです・・・・(T∇T)
そんな感動を胸に早速聴きました。
聴いてみると、このアルバムは、とってもいいですよ。
曲調がとても明るくまろやかです。聴いていてもほんとうに心地よいです。
CDのライナーノーツを読むと、この頃のJTのことが書かれています。
JTと当時の奥さんカーリー・サイモン、そして1歳のお誕生前だったサラちゃんは、この頃ビバリーヒルズに越したばかり。JTはこのアルバムの製作のために新居からスタジオに通った、というあたりに、なにか、若い家族の晴れやかなイメージが浮かびませんか。JTの暮らしぶりを想像してにっこりしてしまいます。
アルバムの最後には、お嬢さんのサラちゃんのことを歌った歌もあります。
なんかいいなあ・・・^^おとうちゃんJT。

ただ、一方で、なんでゴリラなのか、とずっと思っていたのですが、このアルバムには、動物園でみたゴリラにインスパイアされて書いた、Gorillaというタイトル曲がありました。
檻の中から、外の世界をじっと見つめるゴリラにJTは何を思ったのかな。
・・・これをタイトルに持ってきたのって・・・。
この頃のJTは、幸せな暮らし中にも、閉塞感を感じていたのだろうか・・・とちょっとうがった見方もできなくもないですが・・・まあそれは考えすぎでしょう。JT、とっても楽しそうに歌っていますよ^^ゴリラの声真似も、ユーモアたっぷり。

このアルバム製作にあたり、迎えた二人のプロデューサー、レニー・ワロンカーとラス・タイトルマンが、多彩なゲストを呼んだり、JTの馴染みのミュージシャンたちとの手堅い録音が行われています。やはりここでも、JTっていつも人脈・・・仲間に恵まれて、それを作品にぴったり結び付けている気がします。

このアルバムの心地よさ、ほんとうに気に入っています。
まだ聴き始めたばかりのところです。
しばらくはヘビーローテーションで、私の暮らしの中に優しい風を送り込んでくれそうです!

このアルバムの中から、How Sweet It Is (To Be Loved By You)「君の愛につつまれて」を。


この曲は、モータウンの作家、ホランド、ドジャー&ホランド の手によるもので、マーヴィン・ゲイが1965年に歌ってヒットさせたものをJTがカバーしてるんですね。そちらは気持ちテンポが早くて、マーヴィンのスウィートな声と軽快なピアノが印象的です。
このライブの画像でも、生き生きしたピアノがいい味を加えてますね^^
収録年は、1977年と79年の両方のテロップが出ていてちょっとわかりにくいのが残念です。

ホランド、ドジャー&ホランドって、
マーサ&ヴァンデラスの(Love Is Like A)Heart Waveとか、アイズレーのThis Old Heart Of Mine(Is Weak For You)なんかを書いた人たち!それだけでも、カッコいい曲を書いてるなあ!って思っちゃうけど、ほかにもモータウンの有名どころのヒット曲をたくさん書いたみたいです。
そして、JTのCOVERSに収録されている、(I'm a) Road Runnerも、彼らの手によるもの・・・!
ああ、JTからソウルへ・・・と、このHow Sweet It Is 一曲からも、ビックバン的な音楽の広がりが見えてきます。




さて、現在彼はヨーロッパツアー中で、ここのところはフランスの夏の音楽フェスなどに積極的に参加しているようです。
つい先日の7月22日にはニースで開かれたジャズフェスティバルで90分にわたるライブをおこない、大変好評だったようです!
ご家族やツアーメンバーたちとの長いツアーですが、JTはとっても楽しんでいる様子とのこと。
今は南仏も暑い盛りですね。コンサートの日も、蝉たちが大合唱だったそうです。(ファンサイト情報)

そのときのニースのライブを早速どなたかがYoutubeにアップしてくださっていました。ありがたいです!
画像の音量が不安定なのが残念ですが・・・
嬉しい事に、私が心から大好きな曲を演ってくれていました。

ドリフターズのカバーで、Up On The Roof 。



この曲は・・・キャロル・キングが書いたんですよ。キャロル自身も歌っています。
JTは、雰囲気的にはキャロルバージョンを踏襲しています。
すべてがつながっている事に驚きますね。いや・・・物事とはそういうものなのかもしれませんが。

JTのことを書いているはずなのに、なぜかおのずとモータウン特集になってますか?(笑)
でもなんだか・・・そういうのも今の自分にとって、自然な流れな気がするのでした。


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